オペ前診断で病気を予言してしまった話

2017.10.28 by 池村 和歌子

こんにちは。
神田中央通りいけむら歯科の池村です。

実は当院ではインプラントオペをする前に患者さんに血液検査をしてもらうんですよ。

なぜなら、おんなじ処置をしているにも関わらず、栄養状態の悪い方は治療がうまくいかないからです。
インプラントが骨とうまくくっつかずに取れてしまったり、(インプラントの症例ではないですが)同じように生えてる親知らずを同じように抜歯しても20代後半の女性はすぐに治り「全然痛くなかったです!」と言ってくれるのに、子宮筋腫を長年患っていて毎月の出血量が多く重度の鉄欠乏性貧血の40代後半の女性はドライソケットという傷が治らずに痛い目をみてしまったり…。

「同じ処置をしているのになぜこの患者さんは治って、この患者さんは治らないんだろう…?」とずっと疑問に思っていました。
栄養療法を勉強するまでは。
その患者さんに身体を、細胞を治す材料がないと処置の術式が同じであっても治らないということです。

で、インプラントオペの前は感染症を調べる意味も込めて血液検査をするようにしました(本当は抜歯の前にも血液検査を導入したいですが歯科なので血液検査保険きかないんです。だから大きな処置の前だけ。でも最近は会社で一年に一回行われる血液検査のデータを項目が少ないですが参考になるのでどんな処置の前にも持ってきて見せてもらってます)。
栄養療法では60項目以上のデータをみます(一般の血液検査では多くてせいぜい13項目程度)。

すると動脈硬化があるとか脂肪肝だとかたんぱく質欠乏だとか鉄欠乏だとかがわかるので「これは傷が治りにくいな…」「感染しやすそう…」などがわかってくるので対策を講じてもらいます。
要するに歯科の治療の成功率を上げるために患者さんに生活改善をしてもらうわけです。

で、先日動脈硬化のリスクを強くお伝えした患者さん。しばらくお見えにならなかったわけです。
治療計画がものすごく遅れたわけですがそれはさておき、お久しぶりに来院なさったら、「脳血管切れて大変だった」と教えてくれました。
医科にかかっている際に当院の血液検査の分析と生活改善の話が頭をよぎっていたそうです。
「もっと早く神田中央通りいけむら歯科にかかっていたら病を得ることはなかった…」と思ったそうですよ。

なかなかねー。実際病気してみないとわかんないもんですよね。
「リスクがあるよ!」とお伝えしてもピンとこないんですよね。

とはいえ事実は事実。血液嘘つかない。
ぜひその患者さんには生活改善していってもらって健康長寿を満喫して頂きます。

こんな歯科治療も結構面白いでしょ?
むし歯なりやすい人も知覚過敏に悩んでいる人も歯周病重度になりそうな人も血液検査でけっこうわかっちゃうんですよ。

興味ある方はどうぞ当院にご相談下さい。

The following two tabs change content below.
池村 和歌子

池村 和歌子

神田で歯医者さんやってます。 なぜ神田?それは日本を支えている今働いている人たちの歯が大変なことになっているから。 働く人の健康を守ることが国力向上!と思っているので神田で歯医者さんやってます。

↑
Facebookでシェア
Twitterでシェア
はてなブックマークに追加